spinyhearts

迷えるわたしのライフログ

平日昼間という異空間

もうすぐ無職期間が終了します。平日昼間に暇をもてあそぶことが出来るのもあと2日。

 

今日は外に出ました。電車に乗ってファッションビルをうろうろ。

開店と同時に入って、お客さんがわたしくらいしかいないフロアーで店員さんに話かけられました。

「今日はお休みですか?」

わたし、25歳らしからぬラフすぎる格好しかできない上(新人の頃はちょっと背伸びしてたけど年々服装が退化していった)、ちびでもやしっ子なもんで、社会人、フリーター、学生と、いろんな肩書を想像されて聞かれます。この店員さん、わたしのこと社会人と思ってる?それとも学生だと思ってる?今は髪を黒くボブにしてるから多少大人っぽく見えるかな?いろんなことを想像してしまいます。

「来月から仕事なので今週はまるっとお休みなんです」

もっとテキトーに、夏休みなんですとか言っておけばいいと思いますが、お客さんが誰もいない空間で店員さんと1対1の関係を強いられている上、これから更に話を掘り下げられてしまう可能性が大きすぎる、そうなるといつか話に歪みがでてきてめんどくさい、そう思って本当のこと(でもちょっと違うけど)を言いました。

「そうなんですか!いいですね、ちょっと長い夏休みですね」

さすが接客のプロ。さらっと流してくれました。なんかこいつやばそうだと悟ってくれたのでしょうか。さっさと試着室にぶっこんでやるという意味でしょうか。どちらにしろその返答はプロだと認めざるを得ません。

しかし残念ながらありったけ試着をしておいてなにも買えませんでした。店員さんのトークは素晴らしかったです。ちょっと服のディテールについて妥協すればそのショーパンもそのブーツも買っていました。しかし、妥協して買う服ほどナンセンスなものはありません。そしてそんな余裕をかませるほどの身分じゃありません。

ごめんね、店員さん。でもありがとう、店員さん。プロの仕事、見せてもらったよ。今度来た時は新作をいくつか買っていくよ。あまりにも彼以外の人間と話す機会がなかったからでしょうか、深読み上等なぎこちないコミュニケーションしかとれなかったっていう数十分間でした。

 

 

こうして平日の昼間に外にでるといろんな人がいます。

険しい顔したサラリーマン、夏休みの子どもたち、キャッチのお兄ちゃん(ハロワ周辺でキャバクラどう?とか言ってくる)、お金もってそうなマダムたち、競馬の予想してるおじちゃん。いろいろです。

平日昼間にオフィスに閉じこもっているとわからない光景です。かつて社会人になるまでは普通にそこにいる人の一人だったはずなのに、社会人になった途端に異空間です。

でも平日昼間の外の世界は、結構好きだったりします。学生のときは、学校が半日終わりだったから午後遊んで帰ろうとか、よくありました。無職だろうが、平日昼間の空間はやっぱり特別なものだったなって思います。ああいう特別な開放感が無職の今でもあるような感じがします。いい意味で、もちろん。

社会人にも、そういう時間があってもいいのにって思います。水曜日はノー残業デーなんてちまちましたことするんだったら、一ヶ月に2回くらいノー午後デーにして昼間っぱらからお酒飲んだりすればいいのに、って思います。むしろ1年のうち3ヶ月くらい休みたいですけど。

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