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迷えるわたしのライフログ

人間は大きな幸せを前にすると、急に臆病になる

人生の節目は多々訪れましたが、そこで立ち止まったり悩んだりしたことがあまりないです。高校も、大学も、前職も、わたしが行きたいとおもったところに行ったから。本当に脳天気な人生です。自分で選んできたつもりでしたが、限られた範囲に手を伸ばして取れたものを本当に望んだものだと思いこんで生きてきただけです。自分で選んだ人生というには傲慢です。

でもそういう神話も崩れ去りました。あんなに欲しかった前職を数年で手放してしまって、残ったのは大して足しにもならない経験と仕事に対する臆病さ。もう失うものはなにもありません。上場会社元社員っていうレッテルを活かせるほと世の中甘くはありません。

 

いま、ある大きな決断をすべきことがあります。こんなとき思い出すのがこの言葉。

人間は大きな幸せを前にすると、急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは、不幸に耐えることより勇気が要るの。

 映画「下妻物語」より

 

映画の中で、桃子が子供の頃に再婚をする母親にこの言葉を投げかけるけれど、数十年後に子供の桃子は大人(といっても高校生)の桃子にこの言葉を投げかけます。

幸せを手にすることはやっぱり怖いです。幸せは幻想かもしれないしすぐ終わっちゃうかもしれないし、自分で壊しちゃうかもしれないし。憶測の中にしかないものを手にするのは勇気が要る。ですね。

どうしても腹をくくれないときはこの言葉を思い出してしゃきっとしませう、わたし。

 

追記:物心ついたときから野ばらさんの本が好きで、下妻物語は小説も最高だけど映画も最高におもしろくて、3回映画館に観に行き、DVDはスペシャルエディションを購入するくらい大好き。爆笑したいときも泣きたいときもしみじみしたいときもこれ一択。

 

下妻物語【Blu-ray】

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